小学生の感性
堀明子さんという方の詩集展へ行って来ました。
幼い頃から自然に興味を持ち、小学3~4年生の時に
たくさんの詩を書かれました。
高校1年の夏に不慮の事故で天国へ旅立たれたそうですが、
亡くなられた翌年に詩集が出版されました。
その詩集展が篠山で開催されていることを知って、友達を誘って行ってきたんです。
私の心にグサッと突き刺さった作品を紹介します。
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【生きるよろこび】
ああ 生きるよろこび
生きているからよろこびがある
おいしいものもたべるよろこびも
美しい絵に感動し見いるときの幸福も
生きているから味わえる
生きるよろこびにくらべれば
少しばかりの不幸など なんでもない
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堀さんは1972年生まれです。
戦時中の小学生が書いた詩ではありません。
ゾクッとするものを感じました。
当時のノートの写真がありましたが、その字はやはり幼くて少しホッとしました。
2年間の間に200点を超える詩を作られた明子さん。
毎日のように学習ノートに書かれた詩にコメントをつけられた当時の担任の先生。
この先生の存在がずいぶん大きかったのではないかと思います。
欠点を見つけて正すよりも
長所を褒めて伸ばしてあげたい…と思う今日この頃。
簡単そうでなかなか難しいことです。