ひとかたまりの粘土から
先日、私の叔母がNHKから取材を受けました。
すでに25日の昼に放送されましたが、『ぐるっと関西』という番組でした。
時間にしたら7分くらいでしたが、
しっかり録画して見ました。
叔母はずっと紙粘土で人形を作っています。
たぶん最初は趣味だったと思うのですが、
いつしか趣味の域を超えて、2004年には
フランスの「美の解放展inルーブル」に出品。
仏芸術協会会長賞「創造の自由賞」受賞しました。
右の写真がその受賞作です。
【セピア色の幸せ「1/f ゆらぎ」】と名づけられた作品。
お母さんの胸に抱かれて、その鼓動を子守唄のように
聞きながらスヤスヤと眠る赤ちゃん。
その寝顔を愛おしそうにそっと撫でるお母さん。
見ているだけで優しい気持ちになります。
叔母が作る人形は、洋人形も和人形もとっても優しい表情をしていて
人形に魂が宿っているように見えます。
姪っ子の私から見ても叔母は決して順風満帆な人生では
ないと思うけど、いろんな苦労を乗り越えた叔母だからこそ、
この表情を作れるのだと思います。
【仁美人形工房】 良かったらHP見てくださいね。