なぜ数ある工法の中で「ファースの家」を建てるのか?

※「ファース工法」は、住む人が健康で快適に過ごすために最適な温熱環境に配慮した工法で、tanneの家でも採用しています。
気密性・断熱性に優れた住宅構造と、全館空調システム・空気循環システムの導入により、外気温に左右されない適温適湿の室内環境を実現します。

お客様のひとことで…

1999年、社長の親類で京都に住むHさんから電話がかかってきました。
「今度、家を新築することになって…。今の家はものすごく湿気が多くて困っていて建てるなら高気密&高断熱の家にしたいと思っている。何か良い工法はないかな~」と…。
当時、春日工務店では何か新しい事に取り組みたいと思っていたものの、最初の一歩を踏み出すキッカケがなく日々の仕事に追われていました。
そこにこのHさんのからの電話で、背中をポンと押してもらった形になり『何か良い工法』を探すことになりました。
しかし、今までとまるっきり違う建て方をする工法はリスクが大きすぎます。
それまで春日工務店で建てていた家は一般的木造軸組工法(在来工法)でした。
それに、日本人の体には日本食が合っているように、日本で家を建てるなら日本古来の木造軸組工法で建てるべきです。
今までと同じ建て方にこだわりたい、得意とする分野を伸ばしたい…という社長の熱い思いがそこにありました。
大工さんの経験豊かな技をそのまま生かせる高気密&高断熱の『何か良い工法』。 う~ん…。

「ファースの家」との出会い


そこで、ずっと取引のある業者さんに相談すると『ファースの家』というのがある事が分かりました。
『ファースの家』…何それ? 聞いたことも見たことない!
この日から社長はじめ、スタッフの勉強が始まります。
東京である講習会へ何度も通いました。
そこで分かったこと。
① 木造軸組工法(特に仕口、継手)をそのまま生かしながらウレタンスプレー発泡により、高気密・高断熱を実現できること
・  一般的なグラスウールはもちろん、パネル式の断熱材ではどうしてもパネルとパネルの間の隙間を防ぐ事ができません。
この隙間がある限り気密性は劣ります。
・  床下&小屋裏の換気口が開け閉めできるという工法もありますが、開けてしまうと気密性は失われます。
もちろん窓もそうですが…。
ファースの家は床下にも小屋裏にも換気口はありません。
 

② 温度・湿度が管理できる工法であること  
③ 日本古来の茅葺き屋根の思想から生まれたこと
この3つが最大の決め手となり、ファースの家に取り組むことになりました。
そしてHさんのお宅が2000年のに完成しました。
初めて施工する当社もドキドキしましたが、それよりHさんの不安の方がかなり大きかったはずです。
Hさんの感想もご覧ください。 )
おかげ様でファースの家はHさんが望まれていた通りの家となり、これが自信となり当社自慢の工法となりました。