もしもの国
小学3年生の息子が1年間の作品を学校から
持ち帰りました。
絵画、研究、書道などペーパー類はそのまま製本。
工作は写真に撮って貼り付けてありました。
分厚い作品集の最後には『もしもの国』と題した詩が貼ってありました。
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『ハム太』
ぼくは、白いハムスターのハム太。
ひまな時は、いつも回し車で走っている。
エサがあれば、毎日食べる。
時々、モコにおそわれそうになる。
でも、ご主人様においはらってもらう。
遊ぶのは、好き。
ご主人様が目をはなすと、そのすきにどこかへすっとんでいく。
ベッドの下や机の下。
暗いところが好き。
お腹がすくと、ハウスへ帰る。
時には、回し車で一回転する。
すごく、こわい。
ご主人様は動物が大好き。
飼っているのは、ねずみ・犬・金魚
そして、ぼく。
毎日は、おもしろい。
空を飛ぶ夢を見た。
本当に空を飛んでみたいなあ。
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モコが来て2週間。
息子の頭の中にはモコの事でイッパイなのかと思っていたのに
作文に書いたのは年末に死んだハムスターの事でした。
ハムスターが死んだ時は学校に行けないほどの悲しみに包まれていた息子。
自分の事を多くは語らない子だけど、
今もその心の中にはしっかりと生きているんだと感じました。